2024年5月20日、ESRPは、フランス国立東洋言語文化学院(INALCO)【フランス】、ケベック大学州立行政学院(ENAP)【カナダ】、テンプル大学ジャパン(TUJ)【米国】の訪問団40名の学生と教員8名を招聘し、東大ESRP関連の学生を主体としたワークショップを行いました。
今回の訪日団は、INALCO・ENAP・TUJが合同で行っている日本で行うサマープログラム “Foundations and Practice of Diplomacy in the Indo-Pacific (Pol Sci. 2000 – Special Topics)”の一貫として来日しました。
まずは各国の参加者間で、ネットワーキングを兼ねたアイスブレーキング・ランチ。シニア間の国際会議でも、このような場での振る舞いや会話が重要になってきます。
前半の学生ワークショップでは、各セッション40分、日・米・加・仏から1名ずつの計4名が5分程ずつ自国の立場から発表を行う、残り時間で全体ディスカッションを行う形式で全3セッションが行われました。議論が拡散しすぎないように、モデレーター役は各国の教員が行いました。
第1セッションは「経済的威圧への対抗」。経済的なツールを使い他国に対してプレッシャーをかける「経済的威圧」を抑止・緩和するために何ができるかについて各国が事例やベストプラクティスを共有しました。
第2セッションは「台湾情勢を巡る各国の認識」。日米加仏でそれぞれ台湾情勢がどのように認識されているかの紹介が行われました。
第3セッションは「偽情報の脅威と対抗」。各国で国際政治に影響する偽情報の事例紹介と、対抗策について議論がされました。
ワークショップ後には、井形特任講師による講演 The rise of economic security in the Indo-Pacific”が行われました。