経済安全保障プログラム(ESRP)
プログラム概要
東京大学先端科学技術研究センター経済安全保障プログラム(ESRP: Economic Security Research Program)は、経済安全保障の重要課題に関する先端的な研究・政策提言を行う研究プログラムです。
研究領域
- ・経済安全保障(経済と安全保障が重なる分野における政策研究)
- ・経済的威圧への対応
- ・重要新興技術の推進・保護・国際協力に関する政策(3P)
- ・サプライチェーンの分析
- ・半導体政策
- ・国際標準化
- ・食料安全保障(細胞農業)
- ・エネルギー安全保障
- ・戦略的コミュニケーションと偽情報対策
活動内容
本プログラムでは、国内外の第一線の専門家を招いた国際シンポジウムを定期的に開催しています。これまでに以下のようなテーマで実施してきました。
- ・日米同盟における経済安全保障協力
- ・クアッド(日米豪印)における重要新興技術協力
- ・AI技術の安全性と国際標準化
- ・NATO・日本間の経済安全保障協力
- ・東アジアおよび中東欧との経済安全保障パートナーシップ
- ・半導体産業におけるサプライチェーン強靭化
特徴
- ・産官学連携による実践的な政策研究
- ・国際的なネットワークを活用した研究交流
- ・最新の経済安全保障課題に関する情報発信
- ・次世代の経済安全保障専門家の育成
目的
- 経済安全保障政策の理論構築
- 経済安全保障における理論的フレームワークの確立
- 経済的相互依存と安全保障リスクの分析手法の開発
- 効果的な経済安全保障戦略の策定方法の研究
- 実践的な政策提言
- 重要技術の特定と保護に関する具体的施策の提案
- サプライチェーンの脆弱性評価と強靭化策の検討
- 経済的威圧への対応策の研究と提言
- 国際協力の促進
- 同盟国・パートナー国との経済安全保障協力の深化
- 国際的な経済安全保障の枠組み構築への貢献
- グローバルサプライチェーンの信頼性向上に向けた国際連携
- 人材育成と知見の共有
- 経済安全保障分野の専門家育成
- 産官学における経済安全保障の知見・経験の共有
- 次世代の政策立案者育成のための教育プログラムの実施
これらの取り組みを通じて、日本の経済安全保障政策の高度化に貢献するとともに、国際社会における経済安全保障の議論を主導し、より強靭で持続可能な国際秩序構築への寄与を研究・政策提言によって目指します。