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AIの安全性を巡る標準化:リスク・機会・国際協力
近年、AI技術が急速に発展を遂げる一方で、AIによる無断学習や画像生成における著作権の問題、さらにはAIによる個人情報や機密情報の取り扱い等、AI技術に関わる制度的、法律的そして倫理的な課題への対応が遅れていることが指摘されてきました。こうしたAI技術の極めて特殊な問題が、国境を超えたヒト・モノそして情報の移動が加速する現在社会において、一国内の制度枠組みだけでAIの安全性を担保することが益々困難になっています。
このような21世紀のAI時代において、TPP加盟を目前に控えアジアへのシフトを強める英国と日本が、AIのリスクに関する議論を行うことは、両国がリーダーシップを発揮しAIに関するルール形成を進めるうえで非常に有益な知見を提供するものでしょう。
「日英同盟の再来」とも言える日英関係の深化の時代において、東京大学先端科学技術研究センター経済安保プログラム(ESRP)と駐日英国大使館共催で2月7日、リンディ・キャメロン英国国家サイバーセキュリティセンター長官をお招きし、シンポジウム「AIの安全性を巡る標準化:リスク・機会・国際協力」を開催いたします。
開催概要
開催日 | 2月7日14:30-16:30 受付時間:13:50~ |
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開催場所 | 東京大学駒場IIキャンパスENEOSホール(先端科学技術センター3号館南棟1階) |
定員 | 172名 |
参加費 | 無料 |
登壇者 | 講演者 - リンディ・キャメロン CB OBE(英国国家サイバーセキュリティセンター長官) パネリスト - 高澤 美奈 (日本マイクロソフト株式会社 政策渉外担当部長) - 武石 直也 (東京大学先端科学技術研究センター講師) - 川井 大介 (東京大学先端科学技術研究センター特任助教/経済安保プログラム副ディレクター) モデレーター - 井形 彬 (東京大学先端科学技術研究センター特任講師/経済安保プログラムディレクター) |
言語 | 英語講演(日本語同時通訳) |
申込方法 | 要事前申込 こちらからお申し込みください→申込みフォーム |
その他 | YouTube 上での同時配信がございます |
東大先端研・経済安全保障プログラムは、NATO本部、及び、デンマーク王国大使館(NATO連絡窓口大使館)と共催で「日ーNATOシンポジウム2024:不確実な時代におけるパートナーシップ」を開催します。
昨年開催した「日・NATOシンポジウム2023 – 新たな安全保障上の課題への挑戦」に続き、世界各国の専門家を東大先端研に招聘し、不確実性が高まる世界におけるパートナー国同士の協力について議論を行います。
今年は基調講演にスウェーデン国防大臣をお招きすると共に、ディスカッションではNATO本部の専門家、駐日大使数名(EU、ノルウェー、デンマーク、ルーマニア)や日本の防衛政務官などが登壇します。
このシンポジウムでは、(1)欧州・大西洋とインド太平洋の関連性、(2)2024年の各国選挙の影響や新たな脅威と対応、(3)日-NATOとIP4諸国の連携などについて議論を深めていきます。
東京大学 先端科学技術研究センター 経済安全保障研究プログラム(ESRP)と、スウェーデン国際問題研究所(UI) スウェーデン国家中国センター(NKK)・アジアプログラムは、駐日スウェーデン大使館の後援の元に、「変化する時代における日-スウェーデン関係:2024年選挙後の共通の利益と機会の探求」と題するシンポジウムを共催します。
本シンポジウムでは、スウェーデンと日本の安全保障・経済問題の専門家が一堂に会し、下記3点について議論を行います。
(1)スウェーデンと日本は、2024年に実施された様々な選挙や、中国とロシアの連携強化の影響をどのように認識しているのか
(2)スウェーデンと日本は中国の台頭にどのように対応しているのか
(3)日欧間のディリスキングに関するアプローチの比較
東京大学先端科学技術研究センター経済安全保障プログラム(ESRP:The Economic Security Research Program at RCAST, The University of Tokyo)とパシフィックフォーラム(Pacific Forum)は、"CONVERGE: Forging International Partnerships and Collaboration on AI and Semiconductors"と題したシンポジウムを共催します。
このシンポジウムでは、インド太平洋地域の5か国(アメリカ、オーストラリア、インド、シンガポール、フィリピン)から専門家が集まり、AIと半導体に関する協力について議論します。クローズドの討論で明らかにした課題と機会を共有し、技術協力を強化し、既存の利害関係者間の信頼構築に向けたベストプラクティスを見出す手段を特定します。
シンポジウムは英語で行われ、同時通訳はありません。事前登録が必要です。
台湾は最先端の半導体製造における世界的な大国となり、次世代のAI革命を牽引する力となっています。しかし、台湾は中国との活発な経済関係と緊張した軍事関係により、米中間の包括的な競争が激化する技術・地政学時代において、潜在的な世界的紛争地域の最前線に立たされています。
経済安全保障が国家安全保障の重要な要素となる中、台湾の経験は中国(中華人民共和国)が技術力をどのように強化してきたかについて重要な洞察を提供します。イベントでは、台湾の新しい公共シンクタンク「科技・民主與社會研究中心(DSET/Research Institute for Democracy, Society, and Emerging Technology)」の半導体政策ユニットのディレクターであるJeremy Chih-Cheng, Chang博士が、台湾の経済安全保障の枠組みの進化について説明し、歴史的な観点や規制の識見を探り、同盟国への教訓を共有します。
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