東京大学先端科学技術研究センター経済安全保障プログラム(ESRP:The Economic Security Research Program at RCAST, The University of Tokyo)とパシフィックフォーラム(Pacific Forum)は、”Transforming AI Cooperation: Policy, Environment, and Capability Gaps”と題したワークショップを共催しました(2023/11/7-8)。
このワークショップでは、経済や安全保障の分野におけるジェネレーティブAIによる急速なデジタルトランスフォーメーションを背景に、日本・米国・オーストラリアの3カ国間の安全保障対話(TSD)の展望を検討するため、専門家や実務家を招集しました。
内容としては、サイバーセキュリティ、相互運用性、倫理、経済安全保障の観点から、日米豪のAI協力を促進・阻害する重要な要因の評価が行われました。
さらに、ワークショップでは、東京・ワシントンD.C.・キャンベラにとっての実践的な手段としてのTSDが引き続き不可欠であることも議論されました。
能力格差は依然として存在するが、各国間の強力な二国間協力は、摩擦に対処し、具体的な成果を実現するためのビルディング・ブロックを形成しているとの結論が導き出されました。