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東京大学 先端科学技術研究センター 経済安全保障研究プログラム(ESRP)と、スウェーデン国際問題研究所(UI) スウェーデン国家中国センター(NKK)・アジアプログラムは「変化する時代における日-スウェーデン関係:2024年選挙後の共通の利益と機会の探求」と題するシンポジウムを共催します。
本シンポジウムでは、スウェーデンと日本の安全保障・経済問題の専門家が一堂に会し、下記3点について議論を行います。
(1)スウェーデンと日本は、2024年に実施された様々な選挙や、中国とロシアの連携強化の影響をどのように認識しているのか
(2)スウェーデンと日本は中国の台頭にどのように対応しているのか
(3)日欧間のディリスキングに関するアプローチの比較
- 開催日 2024年11月22日(金)14:00~17:00(13:15開場)
- 開催場所 東京大学駒場IIキャンパスENEOSホール(先端科学技術センター3号館南棟1階)
- 参加費 無料
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登壇者
14:00-14:30 開会の言葉
井形 彬(東京大学先端科学技術研究センター特任講師)
ヴィクトリア・リー閣下(駐日スウェーデン大使)
ブジョン・ジャーデン(スウェーデン国際問題研究所・国立中国研究所ディレクター)
アサ・マルムストーム・ローンズ(スウェーデン国際問題研究所アジアプログラム代表)
14:30-15:10
セッション1:2024年選挙、中露枢軸とそれらの日欧への示唆
ブジョン・ジャーデン(スウェーデン国際問題研究所、国立中国研究所ディレクター)
中井 遼(東京大学先端科学技術研究センター教授)
[モデレーター]イー・クアン・ヘン(東京大学公共政策大学院教授)
15:10-15:30
コーヒーブレーク・ネットワーキング
15:30-16:10
セッション2:中国の台頭への対抗:インド太平洋の安全保障への示唆
リサ・チャン(スウェーデン国際問題研究所・国立中国研究所アナリスト)
ロート アントワン(東北大学法学部助教)
[モデレーター]ヴィクター・ファーガソン(東京大学先端科学技術研究センターポスドクフェロー・日本学術振興会 (JSPS) 特別研究員)
16:10-16:50
セッション3:日欧のリスク低減策の比較
ヒレヴィ・イネス・パラップ(スウェーデン国際問題研究所・国立中国研究所アナリスト)
井形彬(東京大学先端科学技術研究センター特任講師)
[モデレーター]アサ・マルムストーム・ローンズ(スウェーデン国際問題研究所アジアプログラム代表)
16:50-17:00
閉会の言葉 - 言語 英語のみ(同時通訳なし)
近年、AI技術が急速に発展を遂げる一方で、AIによる無断学習や画像生成における著作権の問題、さらにはAIによる個人情報や機密情報の取り扱い等、AI技術に関わる制度的、法律的そして倫理的な課題への対応が遅れていることが指摘されてきました。こうしたAI技術の極めて特殊な問題が、国境を超えたヒト・モノそして情報の移動が加速する現在社会において、一国内の制度枠組みだけでAIの安全性を担保することが益々困難になっています。
このような21世紀のAI時代において、TPP加盟を目前に控えアジアへのシフトを強める英国と日本が、AIのリスクに関する議論を行うことは、両国がリーダーシップを発揮しAIに関するルール形成を進めるうえで非常に有益な知見を提供するものでしょう。
「日英同盟の再来」とも言える日英関係の深化の時代において、東京大学先端科学技術研究センター経済安保プログラム(ESRP)と駐日英国大使館共催で2月7日、リンディ・キャメロン英国国家サイバーセキュリティセンター長官をお招きし、シンポジウム「AIの安全性を巡る標準化:リスク・機会・国際協力」を開催いたします。
現在、日韓関係が新たな時代を迎えようとしています。両国が多面的な協力を深めることで、インド太平洋地域における平和と安定や、サステナブルな社会の構築に貢献ができます。特に経済安全保障の分野においては、新たな日韓での協力・協調関係が期待されています。サプライチェーンの強靭化や半導体・バッテリー生産、AI・バイオや、それらを応用したサステナビリティに貢献する先端技術分野においては、それぞれの強みを活かしながら、日韓、および、インド太平洋地域に共通する課題に対処していくことが可能です。
こうした状況にあって、日本と韓国の間の交流を深め、共通の課題と解決策を模索するため、東大先端研・経済安全保障プログラム(ESRP)とエネルギー国際安全保障機構は、ソウル国立大学 Institute for Future Strategy (IFS) 経済安保クラスターの教授陣を迎え「日韓経済安保シンポジウム:半導体・AI・サステナブル技術」を開催いたします。
【韓国の経済安保政策】
パク・ジョンヒ(ソウル国立大学政治外交学部外交学科教授)
【半導体・AI協力】
クォン・ソクジュン(成均館大学校化学工学部/高分子工学部助教授)
【カーボンニュートラル技術と気候変動】
ナム・ギテ(ソウル国立大学材料工学部教授)
【日本の経済安保政策・半導体・AI】
井形 彬(東京大学先端科学技術研究センター特任講師・経済安保プログラムディレクター)
【サステナブル技術のLCA】
天沢逸里(東京大学先端科学技術研究センター 社会連携部門 RE-Global特任准教授)
【バイオ技術による食料生産】
吉富 愛望 アビガイル (東京大学先端科学技術研究センター客員研究員 / 細胞農業研究機構代表理事)
詳細については以下の開催概要をご確認下さい。
世界は、中国の軍備増強、ロシアのウクライナ侵略、中東の緊張、北朝鮮の核プログラムなど、グローバルかつ相互に関連する課題によって大きな変動を経験しています。
日本、オーストラリア、韓国、ニュージーランドは2023年7月のNATOサミットに参加し、これはNATOとインド太平洋地域との緊密な協力を示すもので、2年連続のNATOサミットへの参加となりました。最近採択された「日・NATO国別適合パートナーシップ計画」に基づいて、NATOと日本の協力関係が強化されました。これは国際的な平和と安定を続けて協力し、ルールに基づく国際秩序を維持し強化する責任ある約束です。このパートナーシップ計画は、経済安全保障、サイバーアタック、新興技術、ハイブリッド活動、ディスインフォメーションなど、新たな安全保障課題など幅広い問題に関する実務協力を推進します。将来の人々と領土を保護するために、耐久力のある社会を築くことも、このパートナーシップの中心的な要素となります。
そして、日本とEUも、経済や安全保障の幅広い分野で連携していきました。その一例として、日本はEUと経済連携協定を結んで、経済協力を強化するとともに、自由で公平なルールに基づいた21世紀の経済秩序の形成に貢献しています。また、両者は戦略的協力を深化させ、サプライチェーンの多様化や経済的威圧への対抗といった経済安全保障の分野でも協調していくことが確認されています。
これらを踏まえて、東大先端研・経済安全保障プログラムは、NATO、EU、デンマーク王国大使館と共催で、「日・NATOシンポジウム2023 - 新たな安全保障上の課題への挑戦」を開催します。このシンポジウムでは経済安全保障や情報空間における認知戦、日本とNATOの間のパートナーシップに関する議論を深めていきます。
近年、民主主義と権威主義の体制間対立が顕在化し、世界は緊迫した安全保障環境の中におかれています。そして、その対立の中で、ディスインフォメーション・キャンペーン(偽情報工作)と「国境を越えた抑圧」が展開されるようになり、国家を内外から揺さぶっています。そうした困難な時代にあって国際的な連携を強化し、相互の経験から学ぶことは非常に重要であると考えられます。そこで、東大先端研・経済安全保障プログラムは、在日米国大使館の助成を頂いて、ウクライナ、ウイグル、香港における事例について、専門家によるパネルディスカッションを行います。
詳細については下記の開催概要をご参照ください。
台湾有事のリスクが叫ばれる今日、厳しさを増すインド太平洋の安全保障環境において、日米豪三ヶ国の為力関係は、外交、安全保障、経済、価値観など様々な分野で連携が進展し、ますます重要性を増しています。
かかる関係の更なる深化を見据え、東大先瑞研ルール形成戦略分野・経済安全保障プログラムは、日米豪の専門家を招聘したパネルディスカッションを行います。
「自由で開かれたインド太平洋」を実現するために、軍事的な協力関係のみならず、経済的威圧への対処や、重要物資のサプライチェーンの多様化、先端科学技術協力など経済安全保障上の諸課題について検討します。さらに、民主主義と権威主義の体制間対立、ディスインフォメーションや影響力工作といったソフト面での対処といった課題についても議論します。そして、これらの課題に対処するために、日米豪の三ヶ国がQUADやAUKUS、BDNやPBP、G7やIPEF等の多国間枠組みをどのように活用していくべきかについて分析します。
2023年3月27日(月)、東京大学先端科学技術研究センター(以下、先端研)経済安全保障プログラム(ESRP)は、米国のラーム・エマニュエル駐日アメリカ合衆国大使をお招きし、講演会を実施しました。参加者は100人を超え、エマニュエル氏の基調講演、井形彬(東京大学先端研特任講師/経済安全保障プログラムディレクター)との対談、参加者とのQ&Aセッションという順に講演会は進行しました。
エマニュエル氏は、米国下院議員、オバマ政権下の大統領首席補佐官、シカゴ市長を歴任し、2021年から駐日米国大使を務めています。
本講演会では、先端研の杉山正和所長によるウェルカムスピーチののち、エマニュエル氏による基調講演を行いました。エマニュエル氏は経済的威圧について自身がまとめたレポートの内容に触れつつ、COVID-19、中国による威圧、ロシアによるウクライナ侵攻が国際関係の現状を大きく揺るがすものであること、中国を中心とする経済的威圧に対しては共同防衛していく必要性があることなどを訴えました。
その後、参加者からのQ&Aを交えながら井形特任講師との対談を実施しました。内容は経済安全保障の話題にとどまらず、シカゴ市長を務めたエマニュエル氏のリーダーシップ観、日本の国内問題に対する見方、民主主義の尊さなど参加者からは幅広い質問が相次ぎ、双方向の議論が展開されました。
本シンポジウムで議論された内容は、主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)で発表された経済的威圧に関する新たな枠組にも色濃く反映されています。
経済安全保障プログラム(ESRP)は、近年重要性を増す経済安全保障分野について、先端的な政策研究を進めております。より一層進化を続ける科学技術分野と、より一層緊迫度合いを増す国際政治分野を、いかに調和させるか。両者が両輪となってよりよい社会を目指すべく、解決策を模索しています。
本プログラムは、今後も経済安全保障を主題とする同様のイベントを通して、未来を見据えた社会との対話を形成してまいります。
2023年2月18日(土)、伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールにて、東京大学先端科学技術研究センター・経済安全保障プログラム主催で、前英国首相のリズ・トラス氏をお招きした講演会を実施しました。
トラス氏は、キャメロン政権のもとで環境相、メイ政権のもとで司法相、ジョンソン政権では国際貿易相、外相、女性・平等担当相を歴任し、2022年に第78代英首相に就任しました。国際貿易相として、イギリスのEU離脱後の日英EPAを迅速に締結させたほか、CPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)へのイギリス加盟に向けて調整を進めてこられました。外相時代には、ロンドン市長の公邸(マンションハウス)に金融関係者らを招いて毎年行われる「マンションハウス・スピーチ」において、地政学の再来と題してイギリスの経済安全保障政策を打ち出し、目下注目度が高まる経済安全保障に関する議論を主導されました。
本講演会では、東京大学先端科学技術研究センター(以下、先端研)の杉山正和所長によるウェルカムスピーチののち、トラス氏による基調講演を行いました。トラス氏は日英関係の今後の見通しや、インド太平洋における経済安全保障分野での協力の可能性について述べた上で、経済版NATO設立の必要性を訴えました。
その後、参加者からのQ&Aを交えながら経済安全保障プログラム(ESRP)ディレクターの井形彬特任講師との対談を実施しました。国家のインテリジェンス能力のあり方、経済版NATOの具体性、首相再登板の可能性など参加者からは幅広い質問が相次ぎ、経済安全保障の総論から各論に至るまで双方向の議論が展開されました。
経済安全保障プログラム(ESRP)は、近年重要性を増す経済安全保障分野について、先端的な政策研究を進めています。より一層進化を続ける科学技術分野と、緊迫度合いを増す国際政治分野をいかに調和させるか。両者が両輪となってよりよい社会を目指すべく、解決策を模索しています。
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